成年後見人の必要性

成年後見人という言葉をご存知でしょうか。現代の日本は超高齢化社会に突入したと言われていますので、今後ますます利用者が増える制度の可能性があります。いざ利用する立場になって、トラブルに巻き込まれないようにする為にも、きちんとした知識を持って利用するようにしましょう。

成年後見制度とは、知的障害や精神障害、認知症等の精神上の障害を持つ為に、判断能力が十分ではない方が、自分で判断ができない為に不利益を被らないよう、家庭裁判所において申立てを行い、その方を支援・援助してくれる人(成年後見人)を付ける制度です。このように聞くと、あまりピンと来ない方もおられるかもしれませんが、例えば、一人暮らしの認知症を患う高齢者の方が、悪質な訪問販売員によって騙されて、高額な商品を買わされてしまったという場合にも、成年後見人がいることで、被害を防ぐことが可能になります。

この制度を利用することで、本人の様々な権利を失うことになりますが、その基本理念とは、精神上の障害により判断能力が不十分な方の保護を目的としつつ、ノーマライゼーション(障害のある人も、健常者と区別されることなく社会生活を共に歩むことが正常であり、本来の姿であるとする理念)、自己決定権の尊重、残存能力の活用(障害のある人も、判断能力が不十分でも芸術的才能がある方もいて、そのような残存能力を最大限引き出して活用するという理念)等を取り入れて制度は運営されています。では、より詳しく見てみましょう。